光回線の選び方は、以下の簡単9STEPです。
光回線などのネット環境は、私生活で切っても切れない必需品のひとつです。
毎日利用するモノだから、できる限り速くて安い、かつ簡単に申し込める光回線のおすすめを選びたい!という方も多いでしょう。
しかし、インターネット回線の仕組みは複雑で、馴染みのない用語がたくさんあります。
言葉を聞いただけで「ウッ」となる方も少なくありません。
そこで、「ネットのいろは」では「光回線の選び方完全ロードマップ」を作成しました。
この記事を読めば、簡単に自分にピッタリな光回線がわかるよ!ぜひ光回線選びの参考にしてね。
迷ったときの選び方!光回線のロードマップ
ここでは「光回線の完全ロードマップ」を紹介します。
選び方を解説している記事はよくありますが、実際にポイントがバラバラで候補が絞られない…なんて経験ありませんか?
その点、今回のロードマップでは「STEP1~STEP9 」まで順番に見ていけばある程度は的が絞れるようにしました。
ぜひ1つずつ見てもらい、あなたにぴったりな光回線を見つけてくださいね。
STEP1:利用中のインターネット回線状況を整理する
STEP1として、利用中のインターネット回線状況を整理しておきましょう。
整理するポイント
- 契約期間(更新月のチェック)
- 月額料金(乗り換え先を比較するため)
- 返却する機器(再度購入?レンタル?)
整理するポイント①契約期間(更新月がいつなのかをチェック)
整理するべき1つ目のポイントは「契約期間」です。契約期間を把握することで、乗り換え時の無駄な出費を抑えられます。
光回線の契約期間は、相場で2~3年程度。契約期間を終えると「契約更新月(約3ヶ月)」がやってきます。
更新月に乗り換えると違約金が発生しないため、無駄な出費を抑えることができます。
急な転勤や引っ越しで乗り換える場合はやむを得ませんが、タイミングをずらせるなら更新月に乗り換えましょう。
どうしてもタイミングがずらせない場合、次に解説する「解約金」や「工事費残債」の有無を確認してくださいね。
解約金がいくらかを把握しよう
解約金には、契約期間に満たない場合に発生する「違約金」と、工事費を分割で支払っている最中の解約で発生する「工事費残債」が含まれます。
違約金は2022年7月1日以降の契約であれば月額料金と同額で済みます。一方で、「工事費残債」がかなり厄介です。
工事費残債とは、光回線の工事費を分割で支払っている場合に発生する「残債」のことを指します。
工事費に関する内訳 | 金額 |
---|---|
工事費 | 26,136円 |
契約期間 | 36ヶ月 |
1ヶ月ごとに割り返した工事費 | 726円 |
利用期間 契約期間の残り | 24ヶ月 【残り】12ヶ月 |
残債 | 8,712円 |
ちなみに、光回線のキャンペーンでは、乗り換え前の回線の解約金を負担してくれる「解約金負担特典」があります。
うまくいけば、解約金をすべて負担してくれる可能性もあるため、事前に総額を計算しておきましょう。
整理するポイント②現在の月額料金(セット割で安くなっていたら注意)
整理するポイントの2つ目は、現在契約中の回線の月額料金です。月額料金は乗り換える際の基準の一つになります。
月額料金を確認する際は、以下の内容も併せてチェックしておきましょう。
以下の内容をチェック
- 純粋な回線の月額料金
- スマホセット割の適用
- その他電気・ガスなどのセット割
とくに、光回線を契約している方は、他の通信費や光熱費とのセット割がないかを確認しておきましょう。
なぜなら、回線の解約と同時に、電気やガス、スマホのセット割が解除される恐れがあるからです。
回線の月額料金は下がったのに、なぜかスマホ代や光熱費が高くなった…とならないよう、事前に把握しておきましょう。
整理するポイント③返却機器の有無(返却後の対応を想定する)
整理するポイントの3つ目は、返却機器がないかを把握することです。返却の有無は、のちの対応に大きく影響します。
返却が想定される機器
機器名 | |
---|---|
ONU(光回線終端装置) | |
無線LANルーター |
ONU(光回線終端装置)は次の光回線からレンタル可能ですが、無線LANルーターはレンタル自体できない場合もあります。
無線LANルーターは無料でレンタルできる場合もあれば、レンタル自体が有料(月額500円前後)の場合もあるため注意が必要です。
ちなみに、buffaloの無線LANルーターなら市販で5,000円~6,000円程度で購入できます。
レンタルのランニングコストをかけるくらいなら購入したほうがいい!といった方は、購入も視野にいれておきましょう。
一旦おさらい!①契約期間は確認できた?②月額料金や現在のセット割は把握できた?③返却機器はチェックできた?全部OKなら次へ!
STEP2:テレビの視聴環境をもう一度整理する
STEP2として、テレビの視聴環境を確認しましょう。
代表的なテレビの視聴環境
- テレビアンテナ
- ケーブルテレビ
- 光テレビ
テレビ環境のチェックでは、光回線のオプションでテレビを見ているかどうかがとても重要です。
対応策を間違えてしまうと、乗り換えたあとにテレビをつけても映らない…といった最悪な事態も。
そうならないためにも、しっかり解説していくね!
戸建ての場合|アンテナ・ケーブルテレビ・光テレビで対応が異なる
戸建ての光回線を引く場合、環境によって対応が異なります。
テレビの視聴環境 | 方法・対応 |
---|---|
アンテナ | 住宅の屋根や高所にアンテナを設置する視聴方法。そのまま光回線を乗り換えてOK。乗り換え後も継続してテレビが視聴可能。 |
ケーブルテレビ | アンテナを使わずケーブルを使って配信される方法。そのまま光回線を乗り換えてOK。 |
光テレビ | 光回線のオプションで見る方法。auひかりやNURO光は「光テレビ」サービスを提供していないため、乗り換え先で検討中なら注意。 |
テレビアンテナやケーブルテレビで視聴している方は、そのまま光回線を乗り換えても問題ありません。
ただし、光テレビに加入している場合は注意が必要です。
auひかりとNURO光は、そもそも光テレビサービス自体がありません。つまり、乗り換え先の候補が2社の方は、光テレビが見れなくなります。
テレビアンテナを設置するか、ケーブルテレビに加入することになるため、可能なら光テレビが提供されている光回線を検討しましょう。
光テレビ利用者でauひかりかNURO光を検討していたら、スマホのセット割が適用される別回線を選ぼう。
マンションの場合|対応はシンプル!CS放送が見たい場合のみ光テレビへ加入
マンションの光回線を引く場合、基本的に地上デジタル放送(地デジ)は建物の共用設備として導入されています。
再度自分でアンテナを立てたり、ケーブルテレビに加入したりする必要はありません。
BSを見たい場合は、テレビの背面アンテナ線を地デジ→BS・CSに差し込みなおしてみてください。
もしそのままBS放送が映ったら、建物自体がBSを見れる環境ということです。
CS放送は別途オプションの「光テレビ」が必要となります。見たい方は光テレビが導入されている回線を選びましょう。
テレビ環境は確認できかな?次はSTEP3の提供エリアをチェックしよう。
STEP3:提供エリアで絞る
STEP3は、提供エリアの絞り込みです。あなたが住んでいる地域で提供されている光回線を把握しましょう。
\該当地域をタップ/
提供されている光回線をピックアップしておいてください。のちほどSTEP4以降で絞込みしていきます。
STEP4:乗り換え時の解約金がいくらかを整理する
STEP4は、解約金の整理です。STEP1で把握した解約金をどうするか検討しましょう。
解約金の対応方法はこの2つ!
- 解約金負担特典を利用して0円で乗り換える
- 契約更新月まで待ってから乗り換える
解約金を把握して0円になる光回線をピックアップしておく
光回線には、乗り換え時の解約金を負担してくれる「解約金負担特典」があります。
光回線のよって金額は異なりますが、最大で全額負担してくれる事業者もあるため、ぜひ活用しましょう。
解約金としてカウントされる内容
- 違約金
- 端末代の残債(※42,000円上限アリ)
- 工事費残債
更新月を待たずに解約すると発生する「違約金」や、工事費実質無料特典で残った「工事費残債」が対象です。
ホームルーターなどの端末代を分割で支払っている場合でも、上限付きですが乗り換え先の光回線が負担してくれます。
実際に各光回線の「解約金負担特典」がいくらなのかを確認してみましょう。
提供エリアも一緒に記載してるから、STEP3で絞り込んだ回線だけチェックできるようになってるよ。
\該当地域をタップ/
それぞれの解約金負担特典額が把握できたら、今使っている回線の解約金がどのくらい賄えるかを確認しましょう。
可能であれば全額負担できる回線を選ぶのがいいでしょう。初期費用をグッと抑えることができますよ。
ここまでのおさらい!
- 今使っている回線の契約状況、月額料金、返却機器は把握できてますか?
- テレビ環境は整理できてますか?光テレビの方は乗り換え先でも提供されてますか?
- 提供エリア内の光回線を絞り込めていますか?
- 乗り換え先の解約金負担特典で、解約金自体はすべて賄えますか?
解約金がカバーできないなら更新月まで待ってみる
もし解約金がカバーしきれないなら、契約更新月まで待ってみるのも手です。
工事費残債や端末代の分割費用をすべてクリーンにした状態で乗り換えすれば、余計な初期費用がかからなくて済みます。
もちろん、急な転居や出張で仕方なく乗り換える場合は難しいですが、先送りできるならその方が損しません。
解約金が高額な方は、負担できる回線への乗り換え、あるいは更新月まで待ってから乗り換えましょう。
STEP5:スマホのキャリア別で安くなる光回線を把握する
STEP5 は「スマホのキャリア別で安くなる光回線を把握する」です。もっとも大事なパートなのでかならずチェックしてください。
すでに光回線を利用している方は知っているかもしれませんが、大半の光回線では「スマホのセット割」が適用されます。
スマホセット割を適用させれば、キャリアとのセット割対象回線への申し込みで、使っているスマホ代が1,000円程度安くなります。
しかも、家族にも適用されるため、使っている人数が多ければ多いほどもっとお得に。
もし5人家族で4人が対象スマホを利用していたら、約4,000円も通信費を抑えられます。
光回線の料金において、この「スマホのセット割」が適用されるかどうかはもっとも重要なポイントだよ。基本は適用される回線を選ぶのがベター。いや、マストかな!
\使っているスマホキャリアをタップ/
STEP6:現在の回線の速度を「回線速度診断」でチェックする
スマホのセット割まで絞れたら、回線速度診断で今使っている回線の速度を把握しましょう。
チェックするツールは、ネットのいろは「スピードテスト(通信速度測定)」でOKです。
スピードテストページで「計測スタート」をタップしたら…
数秒~十数秒で、今使っているネット回線の速度が表示されます。
測定できた速度をメモ、またはスクショしておき、乗り換え候補の回線と比較する準備をしておきましょう。
速度改善が目的じゃなくても一応やっておくといいよ!せっかく乗り換えるなら、ついでに速度も速くできるといいよね。
STEP7:「みん速」で候補の光回線の速度をチェックする
STEP7は「みん速での速度チェック」です。乗り換え候補の速度を測りましょう。
みん速とは「みんなのネット回線速度」の略で、回線別の速度を地域別で確認できる便利サイトです。
みん速で確認できる内容
- 各回線の通信速度
- 地域別(県や市、地域別)
- 時間帯別の速度
- 地域別の速度ランキング
このとおり、自分が乗り換えるときに知っておきたい「回線速度の情報」を手軽に確認できます。
みん速を利用して「乗り換え候補の光回線の速度」と「STEP6で取得した今の回線速度」を比較してみましょう。
検索すると、平均速度やランキング順位、時間帯別の速度などが表示されます。
今使っている回線と比べて速い、あるいは同等であれば乗り換え候補にしましょう。もちろん、速度以外に重要視するポイントがあれば、速度は参考程度に考えるのもアリです。
いずれにせよ、安心して乗り換えるための材料として、速度は把握しておきましょう。
速度は環境によって大きく変化するよ。自宅の場所や使っている通信機器によっても差がでるから、あくまで参考程度に考えておこう。
STEP8:解約金負担やキャンペーンを確認してお得な回線を選ぶ
ここまできたらあと少し!STEP8は「お得な回線を選ぶ」です。
光回線はお得なキャンペーンが豊富。現金キャッシュバックはもちろん、乗り換え時の解約金を負担してくれる特典もあります。
STEP7で速度面から候補が絞れたら、最後はキャンペーン内容で絞り込みましょう。
キャンペーン内容には、大きく以下の4つが含まれます。
よくあるキャンぺーン内容
内容 | 詳細 |
---|---|
現金キャッシュバック | ネット開通と同時申し込みで現金がもらえるお得なキャンペーン。 光回線の醍醐味といえばこれ。 |
解約金負担特典 | 乗り換え前の回線を解約するときに発生する「解約金」の一部を負担してくれる。 ※STEP1参照 |
基本工事無料 | 開通時に発生する工事費は無料になる。 「実質無料」と「完全無料」があるため注意。 |
(オプション加入で増額キャッシュバック) | 光テレビや電気・ガスなど有料オプションに加入すると現金キャッシュバックが増額される。 基本気にしなくてOK。必要な方だけ加入する。 |
基本的に「オプション加入で増額キャッシュバック」は無視してOKです。
不必要なオプションを申し込んでしまうと、かえって月額料金が高くなってしまう襲れがあります。
ネットの申し込みのみで適用されるキャッシュバックを選択し、お得に申し込みしましょう。
キャッシュバックはあくまでおまけ!毎月発生する月額料金やスマホ料金が安くなることを優先しよう。
キャンペーンをチェック
\使っているスマホキャリアをタップ/
一番条件がいいのはどこだったかな?auやUQ mobileユーザーは選択肢が多いから「auひかり」か「電力系」で条件のいい方を選ぼう。
STEP9:候補の光回線の特徴を詳細記事でチェックする
お疲れさまでした。光回線の候補は絞れましたか?
項目が多く選ぶのが大変でしたが、ある程度候補は絞られてきたと思います。
サービス内容以外にも、口コミやお得なキャンペーンなどもまとめているので、ぜひチェックしてくださいね。
これがいい!って回線がすでに決まっていたら、ユーザーの口コミやサービス内容をまとめた評判記事をチェックしよう。
\使っているスマホキャリアをタップ/
サービス名例 | 評判や利用者の口コミ |
---|---|
評判口コミを見る>> | |
評判口コミを見る>> |
それでも迷ったら「ネットのいろは回線診断」で
ここまで見て「やっぱりどこにしていいか迷う…」という方は、ネットのいろは回線診断を活用しましょう。
「ネットのいろは回線診断」とは、YESかNOで質問に答えていくと、自分にピッタリな回線が見つかる便利なツールです。
光回線だけでなく最適な通信回線を提案してくれるため、用途にマッチしたネット環境を作ることができます。
どうしても自分で決められない方は、ぜひ活用してみてください。
\所要時間1分でクイック診断/
光回線に申し込む際の注意点まとめ
ここでは、光回線に申し込む際の注意点を6つまとめました。
注意点を把握しておけば、開通後に万が一アクシデントがあっても冷静に対処できます。
6つの注意点
基本的には開通工事(1〜2ヶ月)が必要なことを把握する
1つ目の注意点は、開通工事に時間がかかることです。基本は1~2ヶ月、繁忙月(2月~4月)は3ヶ月以上かかる場合もあります。
工事に時間がかかる理由として、以下の4つがあります。
時間がかかる理由は?
- 工事業者の予定が埋まっている
- 現地調査の必要性
- 土日に集中して予約がとれない
- 繁忙期と重なっている…など
まず、工事をする場合に光回線自体が引ける環境なのか確認するための「現地調査」がおこなわれます。※現地調査は立ち合いなし
そこから工事業者の予定を確認し、スケジュールが空いている曜日と希望日を合わせていくため、時間がかかってしまいます。
さらに、土日休みに工事が集中するため、予定が重なってしまい実施日が先延ばしになる可能性大です。
新生活が始まる引っ越しシーズンの2月~4月になると申し込み者が増えるため、さらに工事期間が延びてしまう可能性があります。
ですので、工事期間が長引くことを想定しておき、余裕をもって申し込みするようにしましょう。
速度はかならずしも改善されるとは限らない
2つ目の注意点は、速度がかならずしも改善されるとは限らないことです。
光回線は確かに高速ですが、自宅環境や使っているデバイスによって速度が遅くなってしまう場合もあります。
遅くなる要因は、以下のとおりです。
遅くなる3つの要因
- LANケーブルの規格が合っていない
- 通信端末の機種が古い
- ルーターの位置が悪く電波干渉が起きている
他にも遅くなる原因はありますが、とくに上記の3つは代表格として挙げられます。
したがって、高速な光回線を契約する前に自宅環境やデバイスの問題がないかチェックしておきましょう。
以下、気になる項目をタップすると解説が見られるため、ぜひ参考にしてくださいね。
※タップでひらく LANケーブルの規格が合っていない場合
LANケーブルには規格があります。規格によって最大通信速度が違うため、できる限り速い規格のLANケーブルを選びましょう。
ベストは「カテゴリ6以上のLANケーブル」です。最大通信速度が1Gbps以上のため、光回線のスペックを十分に発揮してくれます。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 | 印字 |
---|---|---|---|
カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz | ANSI/TIA/EIA-568-B.1 |
カテゴリ5e | 1Gbps | ANSI/TIA/EIA-568-B.2 | |
カテゴリ6 | 250MHz | ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1 | |
カテゴリ6A | 10Gbps | 500MHz | ANSI/TIA-568-B.2-10 |
カテゴリ7 | 600MHz | ISO/IEC 11801 | |
カテゴリ7A | 1000MHz | ||
カテゴリ8 | 40Gbps | 2000MHz | ANSI/TIA-568.C-2-1 |
※タップでひらく 通信端末の機種が古い
通信端末(パソコンやスマホ)が古いと津運速度が遅くなる場合があります。
経年劣化による速度低下のため、ネット回線のスペックを上げたとしても改善されない可能性があります。
光回線へ乗り換えても速度が改善されないなら、通信端末の買い替えも検討しましょう。
※タップでひらく 電波干渉について
電波干渉とは、通信機器同士の電波がぶつかってしまい、不具合が生じることを指します。
とくに「電子レンジ」の周波数は、光回線のWi-Fiルーターとバッティングしやすいため注意が必要です。
改善策として、ルーターの位置を変更してみましょう。
- 床から1~2m高い
- 周囲に障害物がない
- 家電と距離がある
- 金属類と距離がある
- 水槽と距離がある
ルーターがないとWi-Fi機能が使えない
3つ目の注意点は、無線LANルーターがないとWi-Fi機能が使えないところです。
光回線は回線単体ではWi-Fiに繋がりません。接続するためには「ONU(光回線終端装置)」と「無線LANルーター」が必要です。
なかにはルーター機能内蔵のONUもありますが、基本的には別途で無線LANルーターを準備する認識でいましょう。
ちなみにONUは大半の光回線事業者からレンタル可能、無線LANルーターは有料(月額500円程度)でレンタルできる場合があります。
ただし、2年使うと10,000円以上はランニングコストがかかるため、長期的に利用するなら購入しましょう。
無線LANルーター自体は5,000円~6,000円程度で購入できるよ。長期的に利用する前提なら、ルーター購入も検討しよう。
IPアドレス(IPv4とIPv6)によって速度の安定性が変わる
光回線の通信方式には「IPv4」と「IPv6」があります。
通信方式をざっくり理解していないと、通信速度が遅いときの対処方法に影響が出るため注意しましょう。
まずはそれぞれの違いについて解説
通信方式 | 特徴 |
---|---|
IPv4 | コンピュータに割り振られた識別番号「IPアドレス」の1つ。 もっとも多く使われているIPだが、ほぼ使い切って空きがない状態。 |
IPv6 | IPv4と同じIPアドレスの1つ。 アドレスの空きが多く、まだまだたくさんの人が利用できる。 |
まとめると、IPv4とIPv6には利用者数の差があることが分かります。
さらに、IPv6は「IPoE」という接続方式に対応しており、混雑しにくく快適なネット環境を実現できます。
仮に速度が遅いと感じたとき、IPv6接続ができているか、あるいはそもそも対応しているのかを確認しましょう。
接続方式を変更するだけで速度が改善する場合もありますよ。
光回線を選ぶときは、「IPv6対応」なのかをかならずチェックしておこう。記事で紹介している光回線は基本的にIPv6対応だよ!
更新期間があるため乗り換えタイミングは慎重に
5つ目の注意点は、更新月を加味して乗り換えること。なぜなら、更新月を無視してしまうと余計な出費が増えてしまうからです。
光回線には「契約期間」や「契約更新月」があります。契約期間は2~3年、契約満了後に3カ月程度の更新期間(違約金なし)が設けらるケースが多いです。
更新期間以外で解約してしまうと、違約金が発生してしまうため注意が必要です。
また、違約金のほかに「工事費の分割未払い分(工事費残債)」が発生してしまう場合もあります。
開通後に短期間で解約してしまうと高額な工事費残債が発生するため、できる限り更新期間中に乗り換えましょう。
どうしても契約期間外で乗り換えなくちゃダメなら、「解約金負担特典」がある光回線を選ぼう!詳しくはこの記事のロードマップを見てね。
申込み窓口によってキャンペーン内容が異なる
最後の注意点は、申し込み窓口によってキャンペーン内容が異なるところです。
キャンペーン窓口の種類を把握していないと、知らない間に損してしまう可能性もあるため注意しましょう。
主な申し込み窓口
- 公式サイト
- 家電量販店
- 携帯ショップ
- 代理店
- ポイ活サイト
家電量販店や携帯ショップの実店舗では、独自キャンペーンをおこなっています。
直接店員さんから話を聞ける安心感が魅力ですが、すべての回線が店舗で申し込めるわけではありません。
また、店舗へ行く手間や別の勧誘(オプションなど)を受ける可能性もあるため、注意しておきましょう。
もし手軽に申し込むなら、公式サイトや代理店サイトのネット申し込みが最適です。
代理店とは、公式サイトの代わりに窓口として回線の取次をおこなっている会社のとこを指します。
メリット | 公式・代理店サイトの公式・代理店サイトの デメリット |
---|---|
自宅で簡単に申し込める 申し込み後は電話で丁寧に案内 お得な特典が実店舗よりも豊富 じっくり比較・検討できる | 直接話が聞けない※アフターフォローあり 一番お得なサイトを探す手間がかかる |
還元率の高い特典がいっぱい!
公式サイト・代理店サイトともに現金キャッシュバックなどの特典が豊富なメリットがあります。
また自宅で冷静になってじっくり考えられるため、誤って余計なオプションなどを追加する心配もありません。
ネット申し込みのため説明を受けることはできませんが、申し込み後のアフターフォロー(電話)もあります。
唯一の欠点は、代理店サイトが多くてどこが一番お得かわかりにくいところ。
各光回線どこから申し込めばいいかは、光回線のおすすめでまとめているため、ぜひチェックしておきましょう。
光回線の選び方まとめ!手順に沿ってぴったりな快適なネット回線を
光回線を選ぶ際は、以下のロードマップに沿って決めましょう。
ロードマップを確認したけど、やっぱり決めかねる!という方は、光回線のおすすめをチェックしておきましょう。
スペックだけでなく、お得なキャンペーンなども紹介しています。
とにかく選んでほしい!という方は、ぜひチェックしておきましょう。