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フレッツ光のキャッシュバックキャンペーンはホントにオトク?
光回線を調べているとやたらとフレッツ光のキャッシュバックキャンペーンが目につきます。しかもその額面は1~2万円なんてザラ、なかには5万円を超えるキャッシュバックキャンペーンなんてものも。このキャンペーン、公式サイトでもやっていますが華やかなのはとくに代理店のキャッシュバック額です。はたしてこのキャッシュバック、そのまま鵜呑みにしてもいいのでしょうか?それとも何かウラがあるのでしょうか?今回は賑やかなフレッツ光の、キャッシュバックをメインとしたキャンペーンについて解説していきましょう。
フレッツ光はなぜキャンペーンが派手なの?
「光回線」をネット検索しているとやたらと「キャッシュバック」という言葉が目を引きます。
しかも上位に表示される「広告」部分ならわかるのですが、どの記事を見てもメタタグという3行程度の紹介文にキャッシュバックの文字が躍っています。
さらにもう少し引いて探っていると、比較的フレッツ光系の光回線にキャッシュバックが多いですよね。
これは一体どういうことなのでしょうか?
フレッツ光が目立つのはシェアが高いから
答えはカンタン、フレッツ光は光回線の先駆けでもあり、圧倒的なシェアを誇るからなんです。
今をときめく光コラボも回線はフレッツ光、エリア拡大で地方でもシェアを拡げたNURO光もフレッツ光のダークファイバー、自社回線で速くて安いと評判のauひかりだって一部のエリアはフレッツ光のダークファイバーを使っているんです。やはりまだまだ世の中の光回線の主流はフレッツ光。
NTTの運営するインターネット接続サービスのフレッツ光でなくても、何らかの関わりがあればフレッツ光のワードで目立つのは当然といえば当然なんですね。
代理店が多いからよけい目立つ
今回紹介する「フレッツ光」は、東西NTTが以前から運営する商品としてのフレッツ光を意味していますが、この純粋なフレッツ光だけでも多くの取扱窓口がキャッシュバックキャンペーンをやっています。
とくにネットで目立つのは、NTT正規代理店や販売店といった、いわゆる「代理店」とよばれるものです。家電量販店なども平たく言えば代理店の一部ですが、家電店はPCなど商品との抱き合わせでフレッツ光契約を販売することができるので、利用者の勧誘がやり易いんですね。
ところが店舗をもたない代理店はネットがすべて、いかに魅力的なキャッチで利用者の目を引くかにかかっている訳です。
キャッシュバックは利用者獲得のビッグワードなんですね。
代理店のしくみなど詳細については今回は省略しますが、圧倒的シェアのフレッツ光を販売(勧誘)するのは代理店、「フレッツ光」のネット検索でキャッシュバックが目立つのは、ごく当然のことです。
今どんなキャッシュバックキャンペーンをやっている?
さて光回線を検討中の側にとっても、やはり魅力的なキャッシュバックキャンペーンですが、じつはフレッツ光のキャッシュバックキャンペーンは全盛期より目減りしているんです。なかでも大きな理由のひとつが光コラボの影響です。
フレッツ光は元々放っておいても加入者が急伸するADSLからの変革時期がありました。
これは光回線のメリットを多くの人々が受けようとした証でもあり、東西NTTとしてはフレッツ光が独占状態だったので当然ですよね。
ところが東西NTTがあぐらをかいているうちに加入者の勢いが弱まり、頼りにしている代理店へのマージンを少しばかり増強対策しますが後の祭り、ついにはフレッツ光の卸売りへと大きく軌道修正したのが光コラボという訳です。
フレッツ光回線なら利用価値が高いと光コラボには多くの事業者が名乗りを上げ、フレッツ光回線はまた潤いをとり戻します。
光コラボバブルにより放っておいても今度は企業が買ってくれるわけですから、てっとり早い訳ですね。
こうしてフレッツ光の販売を任されていた代理店へのマージンはまたまた軽量化し、ここで焦った代理店により、一時詐欺まがいの商法やNTTを語る悪徳代理店が横行するわけですが、自然の成り行きで徐々に淘汰され、現在に至るわけです。
要するに現在積極的に活動している代理店はそれなりに信頼性もあり、少ないマージンながら色々と工夫して頑張っている訳ですね。
現在行なわれているフレッツ光のキャッシュバックキャンペーン
少し話が逸れましたが、そんな代理店が現在やっているキャッシュバックにはどんなものがあるのでしょう?
目立つものを例として揚げてみました。
NTT東西正規代理店/N社
- 最大70,000円キャッシュバック
- NTT公式キャンペーン割引
7万円のキャッシュバックは有り難いですね。
NTT東西販売代理店/B社
- 最大85,000円キャッシュバック
- PC、タブレット、TV、ゲーム機、生活家電等進呈
- NTT公式キャンペーン割引
85,000円のキャッシュバックは凄いですね。併用はできませんが、タブレットやTVなど相応額の商品がラインナップされています。
NTT東西販売代理店/W社
- 最大79,000円キャッシュバック
- 新規申し込みで豪華人気商品プレゼント(ゲーム機、タブレットPCなど)
- NTT公式キャンペーン割引
新規の人にはキャシュバックと豪華人気商品プレゼントのW特典があります。
NTT東西販売代理店/E社
- 最大79,999円キャッシュバック
- 新品ノートパソコンが0円で手に入る
- NTT公式キャンペーン割引
- 79,999円のキャッシュバックは大きいですね。ただし新品ノートパソコン0円キャンペーンとの併用はできません。
NTT東西販売代理店/S社
- 最大40,000円キャッシュバック
- NTT公式キャンペーン割引
それぞれ高額キャッシュバックでアピールしています。
東日本エリアのフレッツ光はキャッシュバックが厳しい
キャッシュバックを掲げている代理店をピックアップしてみましたが、いかがですか?
じつは先ほど紹介したように光コラボの台頭で、とくにNTT東日本はそれまでお世話になったはずの代理店へのマージンを大幅に縮小、利用者へのキャッシュバックは実質代理店が被っているなんて悲惨な現状もあるようです。
これに対しNTT西日本エリアではまだ可能性が残っているんです。
先に紹介したキャッシュバックなどの特典も、代理店では「NTT東日本エリアはこちら」などと、あえて東西分岐のキャンペーン内容で区分けされているんです。
それにしてもフレッツ光の全盛期2015年以前を思えば、現在の代理店のキャッシュバックは「よく捻出している」と言えるでしょう。
さて現在でも7万円や8万円といった高額なものを含め、キャッシュバックは行なわれている訳ですが、実際にこのキャッシュバック額は額面通り受け取ることが出来るのでしょうか?
答えはカンタン「YES」なんです。
もちろんそれぞれに、ひかり電話や必要オプションの加入は必要ですし、申し込み月から利用開始までの期間、利用開始から解約まで期間を指定し、キャッシュバックの対象期間としています。
オプションの加入はデメリットでも何でもないというハ・ナ・シ
「条件を満たせばキャッシュバックは満額受け取れる」わけですが、ここでまたまた「余分なオプションを追加される」「受け取るまでの期間が長い」などと、いかにも正統派ぶった参考サイトによって感化された人達が、偏った志向を植えつけられるわけですね。
これらはとくにキャッシュバックを受け取る為のデメリットでも何でもなく、キャッシュバックのとらえ方は非常にシンプルで「お金をもらうなら最低限の代償は当然」というキホンが理解できていれば、少々のハードルは乗り越えなくてはなりません。肉を切らせて骨を断つ位の覚悟があれば、高額のキャッシュバックも満額受け取ることが出来る訳です。
平たく言えば「0の仕事を提供して10もらうのは無理、せめて半分くらいの仕事をしてから」というバランスの論理なんですけどね。それでも半分くらいは「トク」をするわけですから、やはりオトクには間違いないんです。
もちろん表に掲げたキャッシュバックのアピールと、条件適合の実態が不一致となればそれは代理店の選択の問題です。
しかし先にふれたように今のフレッツ光の代理店は、生き残りを賭けて必死です。
このご時世で、詐欺まがいやインチキ商法といった大きなリスクを冒して目先の売上だけに走る代理店はあり得ないでしょう。
そうしたことからもフレッツ光を申し込むなら、今頑張っている代理店は逆に選ぶべき最適な窓口と言えるかもしれません。
まとめ
フレッツ光のキャッシュバックキャンペーンについて解説してきましたがいかがでした?
「これだけ光コラボだNURO光だauひかりだと言われているのに、今さらフレッツ光?」ととらわれがちですが、ちょっと待ってください。
「光コラボより料金が高い」といわれるフレッツ光ですが、ネットをずっと続けるのであれば無理に考えなくていいのが解約ですよね。
となると長い契約の方がオトク度が増すわけですが、例えばNTT西日本のフレッツ光の「光はじめ割」なら3年目以降の月額料金は4,521円プラスISP料金。
2年目までは4,730円プラスISP料金ですから、長く使うほどお得な料金で光コラボではない純フレッツ回線が利用できるんです。
何かと細かいツッコミがまかり通る光回線比較ですが、今回のキャッシュバック条件の受けとめ方のように「ドーンと構えてしっかりトクする」ことも必要かもしれませんよ。