
WiMAXは料金・通信速度ともに優れたWi-Fiルーターです。しかし使ってみたいと興味をもっても、
「料金プランやプロバイダ(会社)選びが複雑すぎる」
「キャッシュバックやキャンペーンが多すぎて、どれが得なのかわからない」
「どこで契約するのが一番おすすめなのか簡潔に知りたい」
などで悩み、結局決められないということも起こりがちです。
そこでこの記事では、WiMAXのおすすめの契約方法やお得なキャッシュバック、キャンペーンの選び方まで詳しく解説していきます。WiMAXの利用を検討中の人はぜひ最後までご覧ください。
WiMAXを安く使うためのポイントは3つだけ!
最初に、WiMAXを安くお得に使うためのポイントを3つ押さえておきましょう。
ポイント1:コスパが最も良いのは「ギガ放題プラスプラン」
WiMAXには2021年12月現在3つのプランがありますが、最もコスパが高いのは「ギガ放題プラスプラン」です。
WiMAXプラン比較表
項目 | ギガ放題プラスプラン | ギガ放題プラン | ライトプラン |
---|---|---|---|
料金 | 4,201円 | 3,820円 | ※受付終了 |
通信量 | 3日15GB (月換算150GB) | 3日10GB (月換算150GB) | 月7GB |
通信回線 | WiMAX2+回線 au5G回線 au4GLTE回線 | WiMAX2+回線 au4GLTE回線 | WiMAX2+回線 au4GLTE回線 |
通信速度 | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps |
通信制限 | 1Mbps(翌日18~26時まで) | 1Mbps(翌日18~26時まで) | 128Kbps(月末まで) |
au回線の利用 | スタンダードモードで利用可能 | オプションで利用可能 | オプションで利用可能 |
ギガ放題プラスプランは3つのプランの中では最も高い価格が設定されていますが、高速回線の5Gを使うことができる上に通信量の上限も高くなっています。
5G回線への切り替えに伴って各プロバイダでは「ギガ放題プラスプラン」以外は新規受付が終了の流れになっていることもあり、コストパフォーマンスの良さで考えるならギガ放題プラスプラン一択といっても良いでしょう。
<監修者コメント>
月間データ容量無制限で2,090円から使える会社はWiMAXだけです!
格安SIMなどは通信量に上限があるため、通信量を気にせず使えて安いのは魅力です。
ポイント2:端末は5G対応+最大速度2.7Gbpsの「X11」を使う
ルーター端末の選び方では、できるだけ最新の機種を選んでおけば間違いありません。
2021年12月現在の最新機種は、10月15日に発売された最新機種の「Speed WiFi 5G X11」です。
X11はWi-Fi6に対応し、下り最大2.7Gbpsという高速通信を実現しています。しかも下り最大2.7GbpsはホームルーターであるL12、L11にも匹敵する速さなので、X11があれば屋外・自宅兼用が可能です。
WiMAXルーター端末一覧
機種 | 種別 | 5G | 最大通信速度(下り) |
---|---|---|---|
X11 | モバイルルーター | 対応 | 2.7Gbps |
SCR01 | モバイルルーター | 対応 | 2.2Gbps |
W06 | モバイルルーター | 非対応 | 1.2Gbps |
L12 | ホームルーター | 対応 | 2.7Gbps |
L11 | ホームルーター | 対応 | 2.7Gbps |
L02 | ホームルーター | 非対応 | 1.0Gbps |
X11が選べない場合は用途に応じて持ち歩きも想定するならSCR01、完全に自宅用ならL12やL11も検討してみましょう。
<監修者コメント>
「Speed WiFi 5G X11」は同時に接続できる台数が16台と多いです。
そのため、外出先で友達と回線をシェアしたり、スマホ・PC・タブレット・ゲーム機など複数の機械で使ったりできます。
ポイント3:「実質月額料金」が安いプロバイダを選ぶ
最後のポイントとして、WiMAXを契約する際に最も大切なのが実質月額料金です。
WiMAXには20社以上ものプロバイダが存在しますが、実はどのプロバイダで契約するかの違いは料金しかありません。WiMAXの通信回線は全プロバイダ共通でUQWiMAXのものを使っていて、通信速度や通信量、エリアの範囲などは全く同じです。
そのため、WiMAXでおすすめのプロバイダを比較する際は安さがポイントであり、特にキャンペーンやキャッシュバックを含めた実質月額料金で見ることが重要になります。

WiMAXの3種類のプランの違い
それでは、3種類のプランの違いについて詳しく見ていきましょう。
プランで違うのは「料金」「速度」「容量」「通信制限」
最初に示したように、WiMAXには「ギガ放題プラスプラン」「ギガ放題プラン」「ライトプラン」の3種類のプランがあります。
WiMAXプラン比較表
項目 | ギガ放題プラスプラン | ギガ放題プラン | ライトプラン |
---|---|---|---|
料金 | 4,201円 | 3,820円 | ※受付終了 |
通信量 | 3日15GB (月換算150GB) | 3日10GB (月換算150GB) | 月7GB |
通信回線 | WiMAX2+回線 au5G回線 au4GLTE回線 | WiMAX2+回線 au4GLTE回線 | WiMAX2+回線 au4GLTE回線 |
通信速度 | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps |
通信制限 | 1Mbps(翌日18~26時まで) | 1Mbps(翌日18~26時まで) | 128Kbps(月末まで) |
au回線の利用 | スタンダードモードで利用可能 | オプションで利用可能 | オプションで利用可能 |
プランごとに違うのは、
- 料金
- 通信速度
- 通信容量
- 通信制限
の4つで、表を見るとわかるように料金が高いプランになるほどスペックも増しています。
<監修者コメント>
最近では高画質な4Kなどの動画を視聴する機会が増えていますが、通信速度が追いつかず、カクつくことも…。通信速度に優れる5Gであれば、スムーズに動画視聴ができるため、非常に魅力的です。
ヘビーユーザーは5G高速通信+制限なしのギガ放題プラスプラン
日頃から動画視聴やオンラインゲームなどでインターネットをよく使う人なら、ギガ放題プラスプランがおすすめです。
2021年12月現在、WiMAXのプランの中で最も豪華なのがギガ放題プラスプランで、月ごとに使える通信量は実質150GBにもなります。その分料金は3つのプランの中では高めですが、5G対応機種のX11であれば5G回線で下り最大2.7Gbpsになるので、ポケットWi-Fiの中では最速クラスです。
3日で15GB以上使うと通信制限がかかり1Mbps程度まで通信速度が落ちてしまいますが、1Mbpsでも標準画質ならYouTubeの動画視聴も可能です。
<監修者コメント>
オンラインゲームを楽しむ際にラグは天敵。高速通信が可能な5Gであれば、ラグを軽減できます。頻繁にオンラインゲームをプレイする人は「ギガ放題プラスプラン」を選びましょう!
月間通信量が7GB以下のライトユーザーならライトプラン
月間で150GBも使わない、もっと少なくて良いということならライトプランも選択肢のひとつです。
ライトプランは月間通信量の上限が7GBに制限されますが、その分料金は低くなっています。普段から1日にどれくらいの通信量を使うかチェックしておき、30日で7GBまでいかないようならギガ放題プラスプランよりも割安です。
ただし、ライトプランは速度制限がかかった際に128Kbpsまで速度が落ちてしまいます。128KbpsではLINEの使用やネットサーフィンも難しいだけでなく、その状態が月末まで継続するため注意が必要です。
<監修者コメント>
「ライトプラン」は月間通信料が7GBと低めですが、インターネット検索などの限られた利用をする方なら問題ないでしょう。ただし、最近では動画視聴の機会も多く、「毎日動画を観ていたら気づけば通信制限ギリギリに…」とならないよう注意が必要です。
現状で「ギガ放題プラン」を選ぶメリットは薄い
WiMAXには3種類のプランがあると説明しましたが、残りの1つであるギガ放題プランは正直なところあえて選ぶ理由が薄いです。
ギガ放題プランは通信速度・通信容量の両方でギガ放題プラスプランに劣り、料金面での差もわずかしかありません。数百円の違いで月50GB相当の通信量が増えることに加え、5Gが使えるかどうかの差も出るとなると、ギガ放題プラスプランの方が魅力的です。
<監修者コメント>
現在5Gのエリア外のため、ギガ放題プランで良いのでは?と思われる方もいるでしょう。しかし、5Gの対応エリアは急速に広がっており、2022年の春にはエリアカバー率が90%ほどになると言われています。そのため、「ギガ放題プラスプラン」を選ぶのが間違いないです。
主要プロバイダでは「ギガ放題プラスプラン」以外受付終了の流れ
また、主要プロバイダでは今後ギガ放題プラン、ライトプランは終了の流れになっています。
WiMAX全体が5Gへの移行期に入っているので、今後は4GLTEのプランではなく5G対応のギガ放題プラスプランがメインとなっていくことが予想されます。現在販売中の4GLTE対応端末の在庫がなくなり次第、ギガ放題プランへの新規申し込みを終了するとしているプロバイダもあります。
また、プロバイダにもよりますが一度契約すると2~3年後の契約終了まで切り替えができなかったり、キャンペーンの価格が適用されなかったりなどの点も注意が必要です。
通信速度に関しては速くて困ることはないので、新規契約を行うならギガ放題プラスプラン一択と考えて問題ないでしょう。
WiMAXおすすめの機種選びの方法
続いて、WiMAXのルーター端末選びのポイントについても確認していきます。
WiMAXの機種選びのポイントは端末の「使用場面」と「通信速度」
WiMAXのルーター端末を選ぶ時は、使用場面と通信速度をチェックしましょう。
想定している使用場面が「屋外か・室内専用か」によって、2つの系統の機種が用意されています。
WiMAXルーター端末一覧
機種 | 種別 | 5G | 最大通信速度(下り) |
---|---|---|---|
X11 | モバイルルーター | 対応 | 2.7Gbps |
SCR01 | モバイルルーター | 対応 | 2.2Gbps |
W06 | モバイルルーター | 非対応 | 1.2Gbps |
L12 | ホームルーター | 対応 | 2.7Gbps |
L11 | ホームルーター | 対応 | 2.7Gbps |
L02 | ホームルーター | 非対応 | 1.0Gbps |
モバイルルーターなら屋外にも持ち出すことが可能で、逆にホームルーターは据え置き型です。通信速度に関しては2021年12月現在、最も速いのが2.7Gbpsなので、それぞれの種別で速度が出る端末を選んでおけば間違いありません。
<監修者コメント>
ホームルーターは接続可能台数が多いため、家族で10台以上の通信機器を使うような方にはおすすめです。 それ以外の方は、モバイルルーターを選んでおけば間違いないでしょう。
おすすめは2021年最新機種「Speed Wi-Fi 5G X11」
2021年12月時点のモバイルルーター最新機種は、10月15日に発売された「Speed Wi-Fi 5G X11」です。
X11は下り最大2.7Gbpsの高速通信で、5G初の機種であるSCR01を上回る通信速度となっています。さらに最大通信速度9.6Gbpsの規格Wi-Fi6に対応したことから実測値も上昇していて、「みんなのネット回線速度」では下り平均63Mbpsという結果が出ています。
X11ならポケットWi-Fi最速クラスの端末を持ち運びできるので、屋外・室内兼用でも十分に運用することが可能です。
<監修者コメント>
「モバイルルーター」と聞くと、通信速度などに懸念を持つ方もいるでしょう。しかし、モバイルルーターは日々進化しており、バッテリー容量や通信速度(下り最大速度)も向上。「Speed Wi-Fi 5G X11」はかなりスペックの高い機種です。
ホームルーター(完全自宅用)なら「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
完全に自宅用で使うなら、2021年11月発売のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」もおすすめの機種です。
最大通信速度2.7GbpsはX11と同じなので、据え置き型専用のL12よりもX11の方が利便性は高いです。
しかしL12は4ストリームに対応しており、送信側・受信側両方で複数のアンテナを使うので通信が高速になり、複数機器の接続でも安定しやすいという特徴があります。自宅で家族と多数の端末を接続する想定なら、L12の方が用途に適しているといえるでしょう。
<監修者コメント>
「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」などのホームルーターであれば、店舗のフリーWi-Fiとして提供することができます。そのため、自宅兼店舗で飲食店を経営しているような方にもおすすめです!
4Gプラン(WiMAX2+)の機種は在庫がなくなり次第受付終了
なお4GLTEまでのルーター端末は在庫がなくなり次第、新規受付が終了となることが各プロバイダでアナウンスされています。
基本的には通信速度などのスペックが高い5G対応端末の方が優れていますが、非5G端末限定のキャッシュバックなども行われているためキャンペーンの内容を見て判断しましょう。ただしその場合、4GLTE端末は5G端末と比較すると最大通信速度が半分以下の理論値になるため注意してください。
<監修者コメント>
今後は5Gが主流となるため、4G対応の機種を購入するメリットはほぼありません。「Speed Wi-Fi 5G X11」「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」など、5G対応の最新モデルを買っておきましょう!
WiMAXにおすすめのプロバイダ比較方法
最後のポイントとして、WiMAXでプロバイダを選ぶコツについてもチェックしていきましょう。
重要なのは「実質月額料金」で比較すること
冒頭でもふれたように、WiMAXでできるだけ安く契約するポイントは実質月額料金で比較することです。
WiMAXの料金は「◯ヶ月目まで割引」や「特別キャンペーンで◯円キャッシュバック」など、さまざまな要素が絡み合っています。そのため、表示されている料金だけを比べてもどのプロバイダが安いのかがわかりません。 WiMAXの料金は「◯ヶ月目まで割引」や「特別キャンペーンで◯円キャッシュバック」など、さまざまな要素が絡み合っています。そのため、表示されている料金だけを比べてもどのプロバイダが安いのかがわかりません。
そこで重要になるのが実質月額料金で、
実質料金=(月額料金×契約期間 + 初期費用 – キャンペーンキャッシュバック金額)÷ 契約期間
という計算式で算出できます。実質月額料金で比較するとどのプロバイダがお得に使えるか一目瞭然なので、参考にしてください。
<監修者コメント>
最初の数ヶ月だけ安い価格で提供して、後から金額が跳ね上がる会社もあります。 サイトや広告で打ち出されている金額だけでなく、実質料金をしっかり計算して契約しましょう。
「料金」「キャンペーン」「契約期間」はプロバイダごとに違う
プロバイダごとに違うのは、料金・キャンペーン・契約期間の3つです。
実質月額料金で安さはチェックできますが、プロバイダによってキャンペーンの内容や契約期間は違います。特にキャンペーンはキャッシュバック等を受け取るまでの手順が複雑だったり、適用条件がわかりにくかったりすることがあるので、事前に内容をよく確認しておきましょう。
また、契約期間はプロバイダごとに2年や3年などプランに応じて設定されています。契約期間次第で支払い総額が変わる上に、更新月も違うので注意しなければいけません。プロバイダを途中で変更したくなった時に備えて、解約違約金についても把握しておくことをおすすめします。
<監修者コメント>
契約会社によっては「キャッシュバックを半年後に申請」など分かりにくいケースがみられます。また、解約違約金をはじめ、契約内容も様々なので、事前に詳細を把握することが大切です。
「通信速度」「エリア」「容量」は全プロバイダ共通で変わらない
通信速度とエリア、通信容量については、WiMAXならどのプロバイダを選んでも変わりません。
プロバイダは例外なくWiMAXの通信回線を管理・運営しているUQコミュニケーションズから回線の提供を受けています。つまり、どのプロバイダから契約しても使用するWiMAXの通信回線は同じなので、速度やエリアが変わることはありません。
ただし、5G・4GLTEに対応する各端末を取り扱っているかどうかで最大通信速度が変わる点は注意しましょう。
<監修者コメント>
プロバイダが違うと通信速度なども変わると思われがちですが、実は通信回線に違いはありません。「動画視聴は多いか?」「複数人でシェアするか?」など、自分の利用シーンを整理して、適切な端末を選びましょう。
WiMAXをできるだけ安く利用するのにおすすめのプロバイダ
それでは、WiMAXをできるだけ安く利用するために厳選したプロバイダを紹介していきます。
先に各プロバイダの実質月額料金をまとめると、このようになります。
【プロバイダのプランごとの実質月額料金】
プロバイダ | ギガ放題プラスプラン(5G) 実質月額料金 | ギガ放題プラスプラン(5G) キャンペーン | ギガ放題プラン(4GLTE) 実質月額料金 | ギガ放題プラン(4GLTE) キャンペーン |
---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 4,201円 | 13,000円キャッシュバック | 3,854円 | - |
Vision WiMAX | 4,433円 | 15,000円キャッシュバック 端末下取り3,000円 | 3,739円 | 5,000円キャッシュバック 端末下取り3,000円 |
Broad WiMAX(3年プラン) | 4,569円 | - | 4,114円 | - |
カシモWiMAX | 4,582円 | - | - | - |
縛られないWi-Fi(1年) | 4,873円 | - | - | - |
UQWiMAX | 5,063円 | 10,000円キャッシュバック | 5,230円 | - |
BIGLOBE(1年) | 5,645円 | 10,000円キャッシュバック | 5,062円 | 17,000円キャッシュバック |
実質月額料金で見ると、キャッシュバック額が高い「GMOとくとくBB」や「Vision WiMAX」がおすすめです。ただキャッシュバックキャンペーンは申し込みタイミングを逃すと受け取れなくなるといったトラブルもあるため、キャッシュバック手続きに関する事前の確認が欠かせません。
また、新規契約ではなく乗り換えを検討中なら違約金を補償してくれる「BroadWiMAX」も魅力があります。解約時の違約金はプロバイダによっては数万円になることもあるため思わぬコストになってしまいますが、「BroadWiMAX」なら違約金の不安を抱えずに乗り換えることができます。
「最初から2~3年の長期契約は不安」という人は、違約金がほかのプロバイダより安い「縛られないWi-Fi」や「BIGLOBE」が良いでしょう。縛られないWi-Fiは「縛られないコース」だと「1年おトクコース」より多少割高にはなるものの、選べば最低利用期間なしで違約金も発生しません。
- 長期的に最安値を選びたい:GMOとくとくBB
- 現在利用中のプロバイダから乗り換えたい:BroadWiMAX
- お試しで短期間契約をしたい:縛られないWi-Fi
このように、ニーズに沿った選び方をすると自分にとって最も安いプロバイダを見つけやすくなります。
おすすめプロバイダ上位3社の実質月額料金やキャッシュバック内容比較
実質月額料金で上位3つになったプロバイダについて、さらに掘り下げて説明します。
「GMOとくとくBB」キャッシュバックの受け取り方が複雑なので注意
GMOとくとくBBは13,000円の高額キャッシュバックが再開したことで、高額割引とあわせてWiMAXをトップクラスに安く契約できるプロバイダのひとつとなっています(2021年12月現在)。
ただし、GMOとくとくBBはキャッシュバックを受け取る手順が複雑なので受け取り忘れが起こりやすいという難点も。キャッシュバックの連絡がくるのは契約から11ヶ月経過してからであり、案内が届くのも新たに発行された専用メールアドレスなので非常に気づきにくいです。
料金だけを見るなら頭ひとつ抜けて安いですが、申し込みの際にはキャッシュバックの手順と案内がくる時期をしっかりメモしておきましょう。
「Vision WiMAX」利用者目線のサービスが充実している
実質月額料金ではGMOとくとくBBよりもやや高いVision WiMAXですが、最大の魅力は15,000円のキャッシュバックの手続きが必要ない点です。
Vision WiMAXは端末が送られてきた時に同封されている手続き用紙を返送するだけなので、キャッシュバック手続きを忘れる可能性はほとんどありません。また、端末の下取りを行っているのもVision WiMAXならではの魅力です。
さらにVision WiMAXは、今回取り上げた中では唯一事務手数料が無料であり、利用者の満足度が高くなるような工夫が随所に見られるプロバイダといえます。
「Broad WiMAX」他社からの乗り換え違約金を負担してくれる
実質月額料金でも上位に食い込んだBroad WiMAXは、乗り換え時の違約金を負担するというユニークなキャンペーンを行っているプロバイダです。
2ヶ月目までの大幅割引や端末代無料など、基本的なポイントはしっかり押さえられているので、料金で選びたい時におすすめできるプロバイダのひとつといえます。一点注意が必要なのは初期費用で、Broad WiMAXはWeb申し込みの場合のみ初期費用が無料になります(2021年12月現在)。
WiMAXに関するよくある質問
WiMAXの契約時によくある質問をまとめておきます。
契約してからの確認だと後悔してしまうことが多いポイントなので、あらかじめ把握しておきましょう。
Q、ギガ放題プラスプランの「3日15GB制限」とは?無制限ではない?
A、WiMAXでは、5Gプランでは3日で15GB以上利用すると速度制限がかかります。
そのためデータ通信量に関しては「完全無制限」ではなく「実質無制限」と表現され、 3日間の速度制限は3日合計で15GB使用した日の翌日18:00から翌々日の26:00まで下り最大1Mbps程度になります。
Q、住んでいるエリアでWiMAXの電波は届く?
A、現在住んでいる地域がWiMAXのエリア内かどうかは、UQWiMAXの公式サイトから確認できます。
WiMAX(ルーター)のサービスエリア→https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
エリア内になっていれば電波が届く範囲ということになりますが、2021年12月時点では5Gエリアはまだ首都圏の一部のみでそれほど広がっていません。主要な接続先としては4G回線のエリアをチェックしましょう。
Q、WiMAXを解約すると違約金は発生する?
A、WiMAXの解約には基本的に違約金が発生します。
金額はプロバイダによってさまざまですが、解約時に20,000円以上請求されるケースもあり、違約金によってせっかくの割引やキャッシュバック分が打ち消されてしまうことも珍しくありません。何年契約でいつ契約更新月・無料解約期間なのかは申し込み時に把握しておくことが大切です。
なお一部、違約金が発生しない「縛りなしWi-Fi」のような例外もあります。また、「Broad WiMAX」のように違約金を負担してくれるプロバイダもあるので、解約したくなった時に備えて確認しておくことをおすすめします。
まとめ
WiMAXはどのプロバイダで契約するか次第で最終的にかかる費用が大きく変わります。記事内で紹介した実質月額料金で比較することを基本として、契約期間や手続きの簡単さなども踏まえて自分に向いた選択をすることが大切です。
また、キャンペーンやキャッシュバックの内容は随時変更されるため、常に公式サイトで最新の情報をチェックするようにしましょう。