インターネットについて調べると「Gbps」や「下り速度」といった単位や用語が出てくるかと思います。インターネットに詳しい人なら理解できるかもしれませんが、多くの方にとっては少し難しいかと思います。
そこで本記事では、インターネットの速度を表記する際に使用する「単位や、通信速度の用語について詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
通信速度関連の単位を紹介
インターネットの通信速度を表すときは、「bps」という単位を利用します。bpsは、「bit per second」(ビット・パー・セコンド)の略です。
bpsは、1秒あたりのbit(情報量)の転送量を表し、bpsが大きいほど通信速度が速いということになります。
bps | 1秒あたりのbit(情報量)の転送量を表す単位 |
---|---|
bit | 情報量の単位 |
「Gbps」「Mbps」「Kbps 」について
通信速度が速くなると、「bps]では表記するのが難しくなるため、「Gbps」(ギガ・ビット・パー・セコンド)「Mbps」(メガ・ビット・パー・セコンド)「Kbps」(キロ・ビット・パー・セコンド)を用いて数値を表記します。
基本的にインターネットの通信速度を表記する際は、「Gbps」「Mbps」を利用します。
単位の大きさは、bps<Kbps<Mbps<Gbpsの順です。
Gbps | 1,000Mbps=1Gbps |
---|---|
Mbps | 1,000Kbps=1Mbps |
Kbps | 1Kbps=1,000bps |
通信速度の用語
下り速度
下り速度は、データをダウンロードする際の速度です。
下り速度が速いと、メールの受信、サイトや動画の閲覧、オンラインゲームの映像読み込みがスムーズにできます。
用途別下り速度の目安
用途 | 下り速度の目安 (ダウンロード) |
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メッセージの受信 | 128Kbps~1Mbps |
サイト閲覧 ビデオ通話 | 1Mbps~10Mbps |
動画視聴 (YouTubeなど) | 3Mbps~25Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps |
上り速度
上り速度は、データをアップロードする際の速度です。
上り速度が速いと、メールの送信、SNSや動画の投稿がスムーズにできます。
用途別上り速度の目安
用途 | 上り速度の目安 (アップロード) |
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メッセージの送信 | 1Mbps |
SNSの写真投稿 ビデオ通話 | 3Mbps |
SNSやYouTubeなどの動画投稿 | 10Mbps |
オンラインゲーム | 10Mbps~30Mbps |
Ping値
Ping値は、データをサーバーに送信して返答が来るまでの応答速度です。下り速度上り速度とは異なり、単位はms(ミリ秒)を使用します。
Ping値は数値が低いほど、応答速度が速いことを意味します。
Ping値が高いとラグ(動作遅延)が発生しやすくなるため、特にオンラインゲームをプレイする際に重要視すべき数値です。
用途別Ping値の目安
用途 | Ping値の目安 |
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メッセージの送受信 | 100ms以下 |
サイト閲覧 ビデオ通話 動画視聴 | 60ms以下 |
オンラインゲーム | 20ms以下 |
まとめ
通信速度の単位や見方について解説してきました。
下記のポイントを理解してインターネットの速度について理解を深めましょう。
- インターネットの速度は主に「Mbps」と「Gbps」を利用する
- 「下り速度」はデータのダウンロード速度
- 「上り速度」はデータのアップロード速度
- 「Ping値」はデータをサーバーに送信して返答が来るまでの応答速度