本記事では前半にビッグローブ光を利用していて通信速度が速いのか遅いのか、データを用いて検証し、後半に通信速度が遅い場合の原因と対策について解説していきます。
現在ビッグローブ光を利用している方、ビッグローブ光を利用するか検討している方はぜひご覧ください。
「そもそもビッグローブ光ってどんなサービスなの?」という方は、ビッグローブ光の評判記事も参考にしてくださいね。
ビッグローブ光の実測値
まずはビッグローブ光がどれくらいの速度が出ているのか、データを用いて解説します。
下り | 262.43Mbps |
---|---|
上り | 226.71Mbps |
Ping値 | 19.13ms |
上記の表は、みんなのネット回線速度のデータ(22年11月9日現在)を確認すると、下り(ダウンロード)速度が262.43Mbps、上り(アップロード)速度が226.71Mbps、Ping値が19.13msとなりました。
IPv6オプションを利用すると通信速度が速くなる
ビッグローブ光ではIPv6通信(IPoE方式)とIPv4通信(PPPoE方式)が利用することができます。
IPv6通信はIPv4通信に比べて回線の混雑が発生しにくく、特に高速通信が必要なオンラインゲームや高画質の動画視聴が快適に利用しやすくなります。
「みんなのネット回線速度」のデータを見てみると、IPv6通信を利用すると、IPv4通信に比べて通信速度が格段に上がる結果となりました。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
IPv4 (PPPoE方式) | 148.43Mbps | 205.65Mbps | 44.13ms |
IPv6 (IPoE方式) | 323.1Mbps | 238.29Mbps | 18.94ms |
実測値を用途別通信速度の目安と比較
ビッグローブ光の通信速度は光回線サービス全体で見ると「遅い」という結果になりました。
ただ、光回線サービス全体で遅くても、インターネットが快適に利用できる速度が出ていれば全く問題ありません。
用途別のインターネットの通信速度とビッグローブ光の通信速度を比較し、快適にインターネットが楽しめる通信速度が出ているのか確認すると下記のようになりました。
全体平均 | IPv4 (PPPoE方式) | IPv6 (IPoE方式) | |
---|---|---|---|
下り | 262.43Mbps | 148.43Mbps | 323.1Mbps |
上り | 226.78Mbps | 205.65Mbps | 238.29Mbps |
Ping値 | 19.13ms | 44.13ms | 18.94ms |
下りとは、インターネット上からパソコンやスマホにデータを受信(ダウンロード)する方向を表します。
用途 | 下り速度の目安 (ダウンロード) |
---|---|
メッセージの受信 | 128Kbps~1Mbps |
サイト閲覧・ビデオ通話 | 1Mbps~10Mbps |
動画視聴(YouTubeなど) | 3Mbps~25Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps |
用途別の通信速度の目安と比較すると、IPv6の場合は、高速通信の必要なオンラインゲームや動画視聴をするには問題のない速度が出ています。
IPv4はPing値が高くてオンラインゲームではラグ(操作遅延)が発生してしまうリスクが高いものの、サイトの閲覧や動画視聴をするのには問題ありません。
ビッグローブ光でも充分にインターネットを楽しむことがお分かり頂けたかと思います。。
ビッグローブ光の通信速度に満足しているユーザーは96%
クラウドソーシングサイトの「ランサーズ」でビッグローブ光の通信速度について「ストレスなくインターネットを利用できているのか」アンケート調査を行ったところ、50人中24人が「できている」24人が「おおむねできている」と回答し、ストレスなく利用できていると答えたユーザーが全体の96%にのぼりました。
ビッグローブ光の通信速度に関して不満を感じている人が少ないことが分かります。
ビッグローブ光を継続利用したいユーザーは82%
また、「今後も継続してビッグローブ光を利用したいか」アンケートしたところ、「そう思う」が19人「ややそう思う」が22人で全体の82%を占める結果となりました。ビッグローブ光の顧客満足度が高いことが分かります。
ビッグローブ光の通信速度が遅い場合の原因と対策
ビッグローブ光はインターネットを利用するのに充分な通信速度が出ており、ユーザーの満足度も高いことが分かりました。
しかし、様々な問題でビッグローブ光の通信速度が遅くなってしまうこともあります。
本章ではビッグローブ光の通信速度が遅くなる原因とその対策について、項目ごとに解説していきます。
ONUやルーターに熱が貯まっている・データを蓄積しすぎている
ONU(回線終端装置)やルーターといった通信機器を長時間稼働させていると、調子が悪くなり、通信速度が低下してしまうことがあります。
この場合は一度電源を落として再起動させましょう。一度電源を落とすとルーターにこもった熱を排出することができ、アクセスログ(通信記録)の蓄積を消去することができます。これによりルーターが回復することがあります。
通信速度が遅いと感じたらまず通信機器を再起動してみましょう。
ルーターとの距離が遠い・障害物がある
ルーターと通信端末(パソコンやスマホ)の距離が遠い場合、またはルーターと通信端末の間に障害物がある場合はインターネットが繋がりにくくなります。
その際は「ルーターの置き場所を変える」「接続周波数帯を変更する」「中継器を使う」のいずれかで通信速度が改善することがあります。
ルーターの置き場所を変える
ルーターの置き場所によって通信速度が低下してしまうことがあります。
例えばルーターを床置きしていると、家全体に電波が届きにくくなってしまい、家電の近くに置いているとルーターと家電の電波が干渉し合い、通信速度が低下してしまいます。
ルーターを下記の場所に設置することで、通信速度が改善することがありますので、ぜひ試してみてください。
- 床から1~2mの高さの場所
- 家の中心の場所
- 家電製品から離れた場所
- 水槽から離れた場所
- 金属製の家具や壁から離れた場所
通信機器のスペックが適正でない
利用しているルーターやLANケーブルのスペックによって、インターネットに繋がりにくいことがあります。
現在利用している通信機器のスペックを確認し、下記のルーターやLANケーブルを適正な規格のものに変更してみましょう。
ルーターのスペック
無線LAN規格 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
---|---|---|
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n (Wi-Fi4) | 2.4GHz 5GHz | 450Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi5) | 5GHz | 1.3Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi6) | 2.4GHz 5GHz | 9.6Gbps |
ビッグローブ光は最大通信速度が1Gbpsのため、無線LAN規格がIEEE802.11ac(Wi-Fi5)もしくはIEEE802.11ax(Wi-Fi6)のルーターを利用しましょう(できれば周波数帯が2.4GHzと5GHz利用できるIEEE802.11axが望ましい)。
また、上記のスペックだけではなく「家の間取り」「利用人数」なども考慮する必要があります。ルーターを見る際は「利用環境」も確認し、家庭環境に合ったルーターを選択するようにしましょう。
そのほか、選択したルーターがビッグローブ光の「IPv6オプション」に対応しているのかも確認してください。
LANケーブルのスペック
LANケーブルも適正なスペックのものを選択すれば、通信速度が改善することがあります。
ビッグローブ光は最大通信速度が1Gbpsなので、CAT5e以上のケーブルを利用しましょう。
カテゴリ | 最大通信速度 |
---|---|
CAT8 | 40Gbps |
CAT7 | 10Gbps |
CAT6A | 10Gbps |
CAT6 | 1Gbps |
CAT5e | 1Gbps |
CAT5 | 100Mbps |
接続方法を変える
接続周波数帯を変更することで、通信速度の改善が期待できます。
ルーターの種類によりますが、無線通信では2.4GHzと5.0GHzの周波数帯に接続することが可能で、それぞれ特徴があります。
2.4GHzは、障害物に囲まれていたりしても繋がりやすく、通信エリアが広いのが特徴です。ただし、5GHzに比べて通信速度が遅く、家電の電波と干渉してしまうことがあります。
5GHzは通信速度に優れ、家電の電波干渉を受けにくいのですが、2.4GHzに比べて電波が繋がりにくく、通信エリアも狭くなります。
2.4GHzと5GHzの特徴を理解し、状況によって使い分けるようすることで快適にインターネットが利用することが可能です。
2.4GHz | 5GHz | |
---|---|---|
通信速度 | △ | 〇 |
電波の繋がりやすさ | 〇 | △ |
通信エリアの広さ | 〇 | △ |
電波干渉の受けにくさ | △ | 〇 |
接続周波数帯は2.4GHzの場合は(2.4GHz)と記載のSSIDに、5GHzの場合は(5GHz)と記載のSSIDをパソコンやスマホで接続することで、利用することができるようになります。
中継機を利用する
中継機を利用することで広い範囲で安定した通信が可能となり、ルーターと離れた場所でもインターネットを利用することできます。
ルーターの設置場所を変えたり接続周波数を変えたりしても通信が安定しない場合は、中継機の導入も検討しましょう。
回線が混雑している
回線が混雑すると通信速度が低下し、インターネットに繋がりにくくなることがあります。
この場合は、ビッグローブ光のオプションサービス「IPv6オプション」(無料)を利用してみましょう。
「IPv6オプション」を利用すれば、回線が混雑しづらいIPoE方式という混雑しづらい通信方法でインターネット接続ができ、従来のIPv4(PPPoE方式)に比べ、利用者の集中しやすい夜間や休日でも回線が混雑して通信速度が低下するリスクが低く、インターネットを快適に利用しやすくなります。
「IPv6オプション」について詳しくは下記の記事をご覧ください。
通信障害が発生している
通信障害が発生していると、一時的にインターネットを使用することができなくなったり、接続が悪くなったりすることがあります。この場合は、通信障害が改善するまで待機しましょう。
「BIGLOBE障害・臨時メンテナンス情報」をご覧になると通信障害が発生しているのか、または改善したのかを確認することができます。
どうしても通信速度が改善しない場合
上記のことを試しても通信速度の改善が見込めない場合、他社の光回線サービスに乗り換えることも検討しましょう。ビッグローブ光のエリア圏内であっても通信環境や建物によっては速度が低下してしまうこともあります。
下の記事で通信速度の速い光回線サービスをランキング形式で紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
ビッグローブ光の通信速度が遅いのかどうか、遅い時の原因と対策など解説してきました。
データやアンケートを見て分かるように、ビッグローブ光はインターネットを充分楽しむことができる通信速度が出ていることが分かりました。
また、ビッグローブ光の通信速度が遅いという方は、原因を把握して対策を実施してみましょう。
不明な点がありましたら、下記のビッグローブ光のカスタマーサポートまでお問い合わせください。